猫の遺伝子検査を調べると5,500円・10,780円・15,400円という3つの金額が出てきますが、実はどの猫でも3つから選べるわけではありません。Pontely公式が公開している猫種別の検査項目を数えると、掲載されている41猫種のうち24猫種はStarter Plan(税込5,500円)しか選択肢がなく、料金が実質決まっています。愛猫の猫種でいくらになるのか、上位プランを選べる猫種はどこで判断すればよいのかを、公式の料金表と猫種別データから整理しました。

料金を決める3つの事実
- プランは3つだが、1匹の猫が選べるのは最大2つ。3プランすべてから選べる猫種は公式一覧にない
- 公式掲載41猫種のうち24猫種はStarter Plan(税込5,500円)のみ。この場合は料金を比較する余地がない
- 上位プランを選べるのは17猫種。うち8猫種はHealth Plan(15,400円)、9猫種はSuggest Plan(10,780円)が上限
先に結論:料金は猫種で決まり、その後に検査範囲で決まる
Pontelyの猫用遺伝子検査は、検査する遺伝性疾患の項目数に応じて3つのプランが用意されています。ただし料金表だけを見て「安いStarterにしよう」「せっかくなら15,400円のHealthを」と考える前に、確認しておきたい順序があります。公式は猫種ごとに検査を推奨する疾患を定めており、その猫種に推奨項目が1つしかなければ、そもそもStarter Planしか表示されません。
つまり判断は「①愛猫の猫種で選べるプランを確認する → ②複数選べるなら検査範囲で決める」の2段階です。料金比較から入ると、選べないプランを検討する時間が無駄になります。
3プランの料金と検査項目数
| プラン | 検査する遺伝性疾患 | 料金(税込) |
|---|---|---|
| Starter Plan | 猫種毎に必須の1つ | 5,500円 |
| Suggest Plan | 猫種毎におすすめの2つ | 10,780円 |
| Health Plan | 猫種毎におすすめの3つ | 15,400円 |
出典:Pontely公式サイト「検査料金」(2026年8月15日確認)。公式には「発症報告などの観点から、Health Plan/Suggest Planがない猫種もございます」と明記されています。料金・プラン構成は変更される場合があるため、申込画面で猫種を選んで表示される内容をご確認ください。
猫種によって選べるプランが変わる
公式の「猫種ごとのおすすめ検査項目」ページには41猫種が掲載されています。各猫種の表を確認すると、Health PlanとSuggest Planの両方が併記されている猫種はなく、どの猫種も「Starter+上位1プラン」か「Starterのみ」のどちらかでした。集計すると次のようになります。
| 選べるプラン | 猫種数 | 実質の料金レンジ(税込) | 該当する猫種の例 |
|---|---|---|---|
| Starterのみ | 24猫種 | 5,500円で確定 | アメリカン・ショートヘア、ブリティッシュ・ショートヘア、ロシアンブルー、ソマリ、ヒマラヤンなど |
| Starter/Suggest | 9猫種 | 5,500円 または 10,780円 | ラグドール、アビシニアン、スフィンクス、デボン・レックス、バーミーズなど |
| Starter/Health | 8猫種 | 5,500円 または 15,400円 | スコティッシュ・フォールド、マンチカン、メイン・クーン、ベンガル、ペルシャなど |
出典:Pontely公式サイト「猫種ごとのおすすめ検査項目」(2026年8月15日確認)に掲載された41猫種の表を編集部で集計。掲載猫種・対象疾患・プランの有無は変更される場合があります。愛猫の猫種は申込画面の猫種検索でご確認ください。

メリット
- ・最低5,500円から始められ、猫種によってはこの1択で迷わずに済む
- ・自宅で頬の内側の粘膜を採取するだけで、通院の手間と交通費がかからない
- ・追加検査は1疾患5,500円で、原則として検体の再採取が不要
注意点
- ・上位プランを選べない猫種があり、希望額を先に決めても選択できない場合がある
- ・検査は遺伝的な傾向を調べるもので、病気の診断や発症の予測を確定するものではない
- ・項目を増やすと総額が上がるため、増やす目的を先に決めておきたい
上位プランを選べる猫種は、何を基準に決める?
StarterとSuggest(またはHealth)の両方が表示される猫種の場合、差額は5,280円または9,900円です。増額分で追加される疾患項目を、検査後にどう使うかまで想像できるかどうかが判断材料になります。
- ・すでに気になる症状があり、獣医師から特定の疾患名を挙げられている場合は、その疾患が含まれるプランを選ぶ意味があります。
- ・目立った不調はなく、日々のケアの方向性を知りたい段階であれば、まずStarterで必須項目だけ確認する選び方もできます。
- ・迷ったときは、結果を持って動物病院で相談する予定があるかを基準にすると決めやすくなります。相談する予定がないまま項目だけ増やしても、活用しにくくなります。
プラン料金以外にかかる費用と支払い方法
遺伝性疾患の追加検査は1疾患あたり税込5,500円です。公式には追加検査は原則として検体採取が不要で、検体の状態によって再採取をお願いする場合でも料金は変わらないと案内されています。あとから項目を足す可能性があるなら、最初から上位プランを選んだ場合との総額を比べておくと判断しやすくなります。
支払い方法は、各種クレジットカード、LINE Pay、Amazon Pay、コンビニ決済、銀行振込、代引きが利用できます。代引きは税込55,000円未満の注文に限られるため、通常のプラン料金であれば対象内です。
申し込みから結果が届くまで
申し込み後、2営業日以内に検査キットが発送されます。届いたら猫の口の中(頬の内側)をこすって粘膜を採取し、返信用封筒で送付します。検査は遺伝子解析の実績がある解析事業者が行い、検査キット到着から約2週間後を目安に会員ページで結果が確認できるほか、検査結果証も郵送されます。料金を支払ってから結果を見るまでに2〜3週間程度かかる前提で、健康診断の予定と合わせて申し込む時期を決めると無駄がありません。
申し込む前に確認したい4項目
- ・愛猫の猫種が公式の猫種一覧にあるか、ある場合はどのプランが表示されるか
- ・上位プランが選べる猫種なら、追加される疾患項目と差額(5,280円または9,900円)が見合うか
- ・あとから項目を追加する可能性があるか(追加は1疾患5,500円)
- ・結果が届く約2週間後に、獣医師へ相談する機会を作れるか
この検査を選ばない方がよいケース
すでに具体的な症状が出ていて原因を特定したい場合は、遺伝子検査より先に動物病院での診察が優先されます。遺伝子検査は発症している病気を診断するものではないため、受診の代わりにはなりません。また、猫種が公式一覧にない場合や、混血で猫種が特定できない場合は、推奨項目が定まらず申し込み自体が難しくなることがあります。費用を抑えたい段階であれば、年1回の健康診断で血液検査や尿検査を受けたうえで、必要性を獣医師と相談してから検討する順序も選べます。
こんな人に向いている
- ・子猫を迎えたばかりで、猫種特有の疾患リスクを早めに把握しておきたい人
- ・通院のストレスをかけずに、自宅でできる範囲から健康管理を始めたい人
- ・検査結果をかかりつけの獣医師に見せて、今後のケアを相談する予定がある人
よくある質問
猫の遺伝子検査は結局いくらかかりますか?
Pontelyの場合、税込5,500円(Starter Plan)・10,780円(Suggest Plan)・15,400円(Health Plan)の3種類です。ただし猫種によって選べるプランが決まっており、公式掲載41猫種のうち24猫種はStarter Planのみのため5,500円で確定します。
なぜ3つのプランから選べない猫種があるのですか?
公式には「発症報告などの観点から、Health Plan/Suggest Planがない猫種もございます」と案内されています。猫種ごとに検査を推奨する疾患の数が異なるためで、推奨項目が1つの猫種はStarter Planのみの表示になります。
あとから検査項目を追加できますか?
遺伝性疾患の追加検査は1疾患あたり税込5,500円です。原則として検体の再採取は不要とされていますが、検体の状態によっては再度採取をお願いされる場合があります(その場合も料金は変わりません)。
結果はどのくらいで届きますか?
申し込みから2営業日以内に検査キットが発送され、検査キット到着から約2週間後を目安に会員ページで結果を確認できます。検査結果証も郵送されます。
猫の遺伝子検査で何が分かるのか、検査前に知っておきたいことは「猫の遺伝子検査とは?Pontelyの特徴・検査前に確認したいこと」で整理しています。犬の料金体系と比べたい場合は「犬の遺伝子検査の料金比較」も参考にしてください。日々の健康管理については「ケアの選び方」もあわせてご覧ください。
まとめ:まず猫種を調べてから、料金を比べる
猫の遺伝子検査の料金は5,500円・10,780円・15,400円の3段階ですが、選択肢は猫種によって決まります。公式掲載41猫種のうち24猫種はStarter Planのみで5,500円に確定し、上位プランを選べるのは17猫種です。料金表を見比べる前に、まず愛猫の猫種で何が表示されるかを確認するのが最短ルートです。
検査結果は病気の診断ではなく、今後のケアを考える材料です。気になる症状がある場合は検査の前後を問わず、かかりつけの獣医師に相談しましょう。
確認先:Pontely公式サイト「検査料金」「猫種ごとのおすすめ検査項目」「遺伝子検査の流れ」(いずれも2026年8月15日確認)。料金・プラン・対象猫種は変更される場合があります。

