犬用の毛布は「犬用品だから洗濯機で洗える」とは限りません。毛布の洗濯表示と洗濯機の取扱説明書を先に照合し、表面の抜け毛を落としてから、機種に合ったコースや容量で洗うことが大切です。洗う前の確認から、毛取り・洗濯後のフィルター確認・乾かし方まで順番に紹介します。

洗濯かごを持つ人のそばに犬がいる様子
出典:Pexels(写真:Sarah Chai、写真ID 7282381、2026年11月5日確認)。犬との暮らしと洗濯の一般的なイメージで、犬用毛布を洗っている場面ではありません。
POINT

洗濯表示と洗濯機の説明書、両方を確認する

  • 毛布側の表示だけでなく、洗濯機の機種別説明書で素材・サイズ・容量・コースを確認
  • 洗濯前に目立つ抜け毛や砂を取り除く。機種によってはペットの毛が排水経路の詰まりにつながる注意がある
  • 洗濯ネット・毛布コース・乾燥機の要否は一律ではなく、毛布と洗濯機の説明に合わせる

犬の毛布は洗濯機で洗える?まず洗濯表示を確認

最初に毛布の洗濯表示を確認します。洗濯桶の記号は家庭での洗濯処理を示し、記号内の数字は上限温度、下線は洗い方の強さの目安です。手の記号は手洗い、桶に×が付いた表示は家庭で洗えないことを示します。表示が消えている、読めない、または洗濯表示自体が見当たらない場合は、製品メーカーの案内も確認し、判断できるまで洗濯機へ入れないでください。

毛布の表示・状態洗う前の判断次にすること
洗濯桶の記号がある家庭洗濯が可能な表示。ただし温度や洗い方に上限がある洗濯機の説明書で毛布の素材・大きさ・コース・容量を照合する
洗濯桶に手の記号がある手洗いの表示洗濯機は使わず、表示と製品案内に沿った方法を選ぶ
洗濯桶に×がある家庭での洗濯はできない表示製品メーカーへ確認し、必要なら表示に対応するクリーニング方法を相談する
表示がない・読めない素材だけでは洗濯可否を判断できない商品名・型番からメーカー案内を探し、確認できるまでは洗わない

表示に「洗濯可」とあっても、どの洗濯機でも同じ方法で洗えるという意味ではありません。日立の縦型洗濯機の案内では、機種に応じた毛布コースを使うよう案内されています。一方、パナソニックのドラム式洗濯機では、毛布のサイズ・重さ・素材と機種の条件を確認するよう案内されています。メーカーや機種が違えば条件も異なるため、他機種の手順をそのまま当てはめないでください。

洗う前に犬の毛や砂を取り除く

毛布に付いた抜け毛、砂、固形の汚れは、洗濯機に入れる前にできる範囲で落とします。東芝ライフスタイルの洗濯前確認では、砂や髪の毛、ペットの毛などを取り除いてから洗うよう案内されています。まず屋外や換気しやすい場所で毛布を軽く振り、ブラシや粘着クリーナーなど毛布の素材に合う方法で表面の毛を除きましょう。

ペットの毛に関する注意は洗濯機ごとに異なります。日立の洗濯乾燥機の案内では、「ペットの毛が多量に付着したもの」は、排水口の詰まりの原因になるとして洗濯・乾燥できないものに挙げています。これは日立の案内に記載された条件で、すべてのメーカー・機種に共通する説明ではありません。毛が多く残る場合は、お使いの洗濯機の説明書も確認してください。

やわらかな毛布の上で休む犬
出典:Pexels(写真:Maria Varshavskaya、写真ID 4930991、2026年11月5日確認)。毛布で休む犬の一般的なイメージです。

犬用毛布を洗濯機で洗う手順

  1. 毛布の洗濯表示を読む:水洗いの可否、上限温度、洗い方の強さ、乾燥方法を確認します。
  2. 洗濯機の説明書で照合する:毛布の素材・サイズ・重さが対象か、必要なコースや洗濯キャップがあるかを確認します。
  3. 抜け毛・砂を先に落とす:表面の毛を取り除き、洗濯機側の注意に該当しない状態にします。
  4. 指定された方法で洗う:洗剤の種類・量、コース、ネットやキャップの使い方は、洗濯機と洗剤の説明に従います。説明書にない方法を自己判断で足さないようにします。
  5. 洗濯後に機器を確認する:糸くず・毛を取り除き、糸くずフィルターなどを洗濯機の説明書に沿って確認・清掃します。毛布は洗濯表示に合う方法で十分に乾かします。

洗濯ネットや洗濯キャップは、使えば必ず安全になるものではありません。機種によって必要性や使える条件が異なるため、取扱説明書に指定がある場合だけ、その指定に従ってください。また、乾燥機に対応していない毛布を乾燥機へ入れると縮みや傷みにつながることがあるため、洗濯表示と洗濯機の説明を確認します。

洗濯機・手洗い・クリーニングの選び分け

方法検討しやすいケース先に確認すること
自宅の洗濯機毛布の表示と洗濯機の機種別条件が一致している素材・サイズ・重量・コース・毛の残り具合・フィルターの手入れ
手洗い毛布の表示が手洗いを認め、洗濯機の条件に合わない水温、押し洗いの方法、すすぎ、脱水、十分に乾かせる場所
クリーニング等へ相談家庭洗濯不可の表示、洗濯機に入らない大きさ、洗い方が分からないペット用品を受け付けるか、毛や汚れの条件、素材表示、仕上がり方法

クリーニング店やコインランドリーを使う場合も、ペット用品の受付可否や抜け毛に関するルールは店舗ごとに確認が必要です。家庭洗濯不可の表示がある場合は、店の機械へ入れれば解決するとは限りません。毛布の表示を伝えたうえで、受け付け可能な方法を事前に相談しましょう。

自宅で洗うメリット

  • 洗濯表示と機種の条件が合えば、家庭の洗濯の流れで手入れできる
  • 洗う前に抜け毛を取り除くなど、毛布の状態を自分で確認できる
  • 毛布の種類ごとに洗い方を整理しておくと、次回も手順を確認しやすい

自宅で洗う前の注意点

  • 毛布の表示と洗濯機の説明が一致しない場合は、洗濯機を使わない
  • 毛が多いまま洗うと、機種によっては排水経路などに影響する可能性がある
  • 洗濯後に十分乾かせるか、フィルター等を手入れできるかも先に考える

洗剤を選ぶときは毛布の素材と用途を見る

洗剤は毛布の洗濯表示と製品表示、洗濯機の取扱説明書に沿って選びます。「ペット用品用」と書かれているだけで、すべての毛布や洗濯機に使えるとは限りません。犬の毛やニオイが付いた飼い主の衣類に使う洗剤を探している場合は、ペット用洗剤を人間の服に使うときの確認点も参考にしてください。衣類向けの記事なので、毛布には毛布と洗剤それぞれの表示を優先してください。

犬用毛布の洗濯でよくある質問

犬用の毛布は毎週洗うべきですか?

毎週と決めて洗うのではなく、汚れ方や使用状況、製品の手入れ表示に合わせて判断してください。洗濯する頻度を決める場合も、まず毛布の表示と洗濯機の条件に合うか確認します。

毛布を洗濯ネットに入れれば、どの洗濯機でも洗えますか?

いいえ。洗濯ネットを使っても、毛布の素材・サイズ・重量が洗濯機の対象外なら洗えません。ネットや洗濯キャップの要否も機種ごとに異なるため、洗濯機の説明書に従ってください。

犬の毛が付いた毛布をそのまま洗っても大丈夫ですか?

洗う前に目立つ抜け毛をできるだけ取り除き、使っている洗濯機の説明書でペットの毛に関する注意を確認してください。毛が大量に残る場合は、説明書に洗濯を控える記載がないか、メーカーに相談できるかを確認してから判断しましょう。

乾燥機を使えますか?

毛布の洗濯表示と洗濯乾燥機の説明書の両方で対応している場合に限って使います。どちらかが不明、または乾燥不可の表示なら、乾燥機は使わず製品表示に沿った方法を選んでください。

まとめ:犬用毛布は表示と洗濯機の条件が合うときだけ洗う

犬用毛布を洗濯機で洗うときは、まず毛布の洗濯表示を確認し、次に洗濯機の機種別説明書で素材・サイズ・容量・コースを照合します。洗う前に抜け毛や砂を落とし、ネット・キャップ・洗剤・乾燥方法は説明書と表示に従ってください。条件が合わない、表示が読めない、毛が多く残っている場合は、無理に洗濯機へ入れず、製品メーカーや店舗へ確認しましょう。

犬用スリングなど別のペット用品を洗う場合は、素材やメーカー案内が異なります。KANGAPOOCHの洗い方と乾かし方も、対象商品の表示・取扱案内と照らし合わせてご覧ください。

犬のケア記事をまとめて見る

確認日:2026年11月5日。
参照:消費者庁「洗濯表示」、東芝ライフスタイル「洗濯前に確認すること」、日立「毛布を洗濯するとき」、日立「洗濯乾燥機をご購入になる前に(洗濯できないもの)」、パナソニック「毛布を洗うとき」。機種・素材・表示によって条件が異なるため、使用中の洗濯機と毛布それぞれの最新の説明を確認してください。